塩浦の浅間参り'07

塩浦区の氏神で、安永二年(一七七三年)の明細帳に浅間宮として記載されているほか、境内には寛政九年(一七九七年)に江戸の富士講中によって奉納された手洗石などがある。六月三〇日に浜と拝殿でお山開きの祭典を行い、総代が吹く法螺貝を合図に、氏子が裸足でお参りに登る。このとき各々シオハナとよぶ海草(ホンダワラ)を供える。また生後一〇〇日以上の新生児がいる家では、この日ゴダチという赤い幟を早朝に奉納する。七月一日は子供神輿が出て賑わう。おびしゃ(奉納芸):おびしゃ(おかざき)は、塩浦区の祭礼(六月三〇日・七月一日)と一月(時期は年によって異なる)の年二回行われています。五年に一度の大祭の時は、「がい」「医者どん」「きつね」が登場する前座と「鬼」「鍾馗」「おかめ」が登場する後座の二部構成。通常の祭礼と一月については、前座のみです。祭礼の前になると、塩浦青壮年会が中心となり、練習しています。一月は小学生が前座をやります(ショートバージョン)。長い間、踊り手がいなく、途切れていましたが、平成十二年に青壮年会が地元の伝統芸能の伝承するため、地区の先輩方に指導いただき、復活させたのが始まりです。

塩浦の浅間参り

塩浦の浅間神社の大祭は五年に一度です。
氏子や地区の青年により神輿が出され、地元では“おおまち”と言われています。
次の大祭は2015年6月30日・7月1日の塩浦区の祭礼です。

奉納日:6月30日 14:00-社務所発・海岸で式典・法螺貝を吹き山開き登山 14:45-各々が参拝開始
伝承地:千葉県南房総市白浜町白浜 浅間神社