玉前神社 玉之浦海岸禊行'14

伝説には玉前神社ご祭神の玉依姫命は神代の昔、玉之浦(現在の釣ヶ崎海岸)に波に乗って漂着したとあり、現在でもこの地は秋になると玉依姫命に関係のある神々が、一同に会する十二社祭の斎場として信仰されております。また、近年この海岸はサーフィンの世界大会が開催されるなど、サーファーにとっても神聖な場所となりました。この祭神が波に乗る姿はまさに現代のサーフィンに通じるものがあるのではないでしょうか。古代より日本人は何か悪いことがあると水を浴びる風習があり(神話にもイザナギ命が黄泉の国から戻られるときに川原で水を浴びたとあります)特に六月三〇日にお祓いをすることは平安時代から行われ、歌にも「水無月の夏越の祓いをする人は千歳の命延ぶというなり」(拾遺集・詠み人知らず)とあります。禊も祓いの一つで白ふんどし姿で水をかぶってけがれを取り除く行事です。この神気漲る神話の地、釣ヶ崎海岸の禊によって、不景気の悪い気や各々に知らずについた災いをお祓いしましょう。

玉前神社 玉之浦海岸禊行

Nikon D700 + AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF)

実際の開始時刻は十一時三〇分〜十二時三〇分
《禊前》鳥船(船漕ぎ)・振魂(祓詞唱和)・雄健(魂詞絶叫)・雄詰(邪を切る)・気吹(深呼吸)
《禊行》祝詞奏上
《禊後》鳥船(船漕ぎ)・振魂(祓詞唱和)・雄健(魂詞絶叫)・雄詰(邪を切る)・気吹(深呼吸)

※釣ヶ崎海岸(志田下)前の広場に駐車すると五〇〇円かかりますので、秋の十二社祭りで関係者が駐車する場所に止めて置けば無料で駐車できます。

奉納日:6月中旬 9:30-受付開始(神社齋館前) 10:30-開講式 11:30-禊練成行法 13:00-閉講式 13:30-直会 15:30-解散予定
伝承地:千葉県長生郡一宮町一宮3048 玉前神社・玉之浦(釣ヶ崎海岸)